歳時記1/24(24ぶんの1)きたみなみ Syusyo 小暑(しょうしょ) 

7月7日  小暑(しょうしょ) ”Slight heat” ー 暑さ乗りきるいたわり ー

小暑と七夕

今年の小暑は7月7日と、七夕でした。気象庁は、九州と関西が例年よりも11日早い梅雨明けを発表しました。二十四節気の小暑の頃は梅雨が明けて、夏の暑さが本格的になる季節のはじまりになります。

この小暑から、立秋(8月7日頃)までが暑中見舞いの手紙の時期で、小暑からお盆(8月15日)までがお中元の時期です。暑い夏をお互いに過ごしていく心遣いの季節といってもいいかもしれません。

九州・佐賀の小暑

連日雨が降り続きつつも、紫陽花は瑞々しく生き生きとした印象がこの時期にはありました。梅雨の終わり頃は、残りの雨を絞り出すように大雨が降ることもありました。梅雨が明けると蝉の声が響きはじめる日差しの強い夏の到来です。

七夕飾りの笹を採る

佐賀の実家では近くに竹藪があって、身近な場所で七夕飾りのための笹の木が手に入っていました。幼稚園や小学生の学童の時期は、短冊に願い事を書いて、7月7日の七夕をお祝いした思い出があります。

もっと幼い頃でしたが、梅雨の間の晴天の夜に星空を眺め、織姫星と彦星がこの日だけ一つになると信じ込んで、夜空を眺め続けたこともありました。

北海道の小暑

連日の札幌の最高気温は25度越えの夏日が続いています。本州の蒸し暑い夏と違い、北海道は湿度が低くからりとした小暑の時期を過ごすことができます。日差しは強くとも、木陰に入ると快適に過ごせます。

庭園では薔薇の花が見頃を迎え香りを漂わせています。また、この頃からラベンダーが咲きはじめ、美瑛や富良野など小高い丘に作られたラベンダー畑などは観光客でいっぱいになります。

北海道の七夕

7月7日七夕、笹の葉が定番だった私にとって、北海道の七夕ははじめは衝撃的でした。8月7日に行われ、「ロウソク出せ〜!」とハロウィンのように、子どもたちがグループになってお菓子をもらいにやってくる。同じ日本でこんなに違うのかと思いました。

それに北海道では、笹の木が簡単に手に入りません。本州産の値段の高いものがホームセンターに売っていました。また、笹はあっても熊笹です。短冊をつけるには不似合いでした。

でも、あるとき幼稚園で2メートルほどの細い柳の木に七夕飾りがしてあるのを見て納得しました。空き地などで一年ですぐ伸びるエゾカワヤナギなどが、笹のように葉っぱも細く、感じを出していました。しかも北海道では簡単に手に入りやすい木なのです。

七夕のカササギと小暑の贈り物

中国から伝わった七夕の話では、彦星と呼ばれる牽牛(けんぎゅう)と、織姫(おりひめ)が、年に一度だけ会うことが許されました。カササギたちが天に橋を架けて、二人の再会を手助けする橋渡し役になるのです。ちなみにカササギは、佐賀では「カチガラス」と呼ばれ、県鳥に指定されています。

小暑を過ぎ、暑い夏を迎えるにあたり、労りの手紙や涼しい夏の贈り物が、互いを思い合う橋渡しになっていく。そんなことを七夕の鳥であるカササギを見て思いました。

だから、今回は天の川を飛ぶカササギを描いてみました。

皆様、暑くなってきますが、どうぞご自愛ください。

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