9月23日 秋分(しゅうぶん) ”autumnal equinox”
ー 季節は白から黒へと流れゆく ー
秋分十三夜
秋分を迎え、これから一段と日没が早くなっていきます。衣替えなど冬の備えも気にしながら、本格的な秋を味わっているところです。天体的な話題としては、9月25日が中秋の名月です。今宵は秋分の十三夜月(じゅうさんやづき)になります。月見で一杯飲みたい気分になりました。
お彼岸の秋分
さて、秋分のこの日は、秋のお彼岸の中日にもなっています。昼と夜の長さが同じことから「あの世」への門が開くと信じられて、亡くなった方々と会いやすいということから、日本では先祖供養の仏事が行われています。スーパーマーケットの店頭にも、お墓参りのお供物が並べられていました。
南の九州・佐賀の思い出、西の彼方
私の実家は、佐賀平野の真ん中にあります。子どもの頃は、今ほど高い建物がなかったので、西の方角が遠くまで見渡すことが出来ていました。近くの土手から夕陽が沈むのをよく見ましたが、西の遠くの小高い丘の上に仏舎利が立っていて、山の形や仏舎利の位置は、故郷の記憶のひとつとして残っています。阿弥陀仏は西方の仏さまだと学んだので、西の彼方の仏舎利を見ると、阿弥陀さまをイメージしてしまいます。
北の北海道・札幌の住まいでも、仏舎利が西にあった!
実は今住んでいる住まいからも、西側に仏舎利が見えるのです。藻岩山ロープウェイ駅の上に札幌平和塔という名前の仏舎利です。このブログを書くまで、故郷と同じく西方に仏舎利を見ていたのだとは気づきませんでした。
ちなみに、仏舎利とは、仏さまの遺骨や遺灰などが納められている建物のことです。キリスト教のカトリックなどでも、聖人の遺骨の一部などが、教会の祭壇に納められています。東洋でも西洋でもみられる宗教の形のひとつといえます。
私事ですが…、還暦を迎えました!
このシルバーウィークの期間に、60歳の還暦になりました。そのおかげで、誕生日前後に沢山休むことが出来ました。
私にとって還暦は特別の意味があります。干支を一周して、新たな干支をめぐる人生の大きな節目の日なので正月を迎える思いです。
前日には、60年分の垢を洗い落とし(笑)、出会い(誕生も)や、別れ(死別も)などの数々の出来事を振り返りました。
誕生日を迎えた朝は、感謝の祈りを唱えました。そして、自分を産んでくれた母親に電話をして感謝の言葉を伝えました。いつもの休日よりもきれいに身支度をして出かけました。

久しぶりに出かけた旭川
この日は、旭川まで所用で出かけることがあったのです。というよりも、妻の用事について行った次第ですが。でも、久しぶりの旭川でした。1997年北海道に家族で移住した場所が旭川市だったのです。
旭川駅付近で、妻を送り出して、数時間市内を見てまわりました。最初に訪れた頃と比べて、街は相当設備が整い、きれいになったという印象でした。
昔は賑やかだった界隈の思い出のある建物などは、もう無くなり更地になっていました。街の中に見えるいくつもの空き地を見て、少し寂しい気持ちになってしまいました。

誕生パーティ
「お父さん何食べたい?」、「何飲みたい?」、「ケーキはどんなのが好き?」。もう成人になった子どもたちが、数日も前から考えてくれて、翌日の晩にお祝いしてくれました。誕生プレゼントに、銀の釉薬のかかったマグカップをもらいました。表面が銀なので、白っぽい器は、使う度に黒くなっていくということでした。


黒は、玄(くろ)とも呼びます。玄人(くろうと)のクロです。白から黒への変化は、これからの季節の変化のようだと、一人勝手に妄想してニヤけています。秋分の西方の神獣白虎から、冬至の北方の神獣玄武(げんぶ)を自分勝手に想像したまでです。
二十四節気きたみなみ、秋分に白虎を描く
彼岸の秋分の日に、西の彼方に白い仏舎利を見る故郷の夕刻を思い出します。東洋の思想に根付いた風水によると、秋分は、陰陽五行では白色、そして方角は西といわれています。そこで白虎を描いてみました。
季節は、これより冬至へと向かって流れていきます。プレゼントの器も、黒く味わい深くなるように。



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