9月7日 白露(はくろ) ”White Dew” ー 実りのしずく ー
九月に入り、白露を迎え
9月初旬、本州の茹だるような残暑に比べれば、北海道札幌は半袖で快適に過ごせています。朝夕は涼しく、上着を羽織る姿も見られます。
街路樹のナナカマドが少し色づいてきました。歩道の植栽に紫陽花を見つけました。6月の花の紫陽花に、秋色を感じました。

二十四節気の白露を迎えています。
これからは、白露、秋分、寒露と季節の呼び名が変わっていきますが、秋分の前後に二つの露(dew)があるのには、この季節の露に特別な意味があるように感じます。
「朝露を飲む」という言葉がありますが、菊の花にたまった朝露を飲むと長生きできるという不老長寿の謂れもあるようです。この時期に重陽の節句も迎えます。
二十四節気は、水が循環しているよう
白露の名前の由来は、空気が冷え始め草木に白い水滴が付着し、光を浴びて白く輝く様子から名付けられたと言われています。
立春前の雨水は、雪が溶け水に変わり、大地を潤しはじめるわけでしたが、暑かった夏の空気が秋の訪れとともに水へと戻っていくという雨水の季節の逆の流れを進んでいるようです。
さて、白露の朝露は、ただの露ではないように思えてきました。
真夏のエネルギーをしっかり吸収した蒸気が凝縮しているようにも思えます。
水はそのほか、植物の根を通って作物となっていくという流れもあるでしょう。
九州・佐賀に住んでいた頃のこの時期の思い出から
九州は、残暑が厳しい地域なので、9月初旬のこの頃は、まだまだ暑気払いに余念がありませんでした。ただ、この季節、梨や葡萄などの果物が美味しく実ります。
瑞々しい梨の実は、甘い露となって喉を潤します。佐賀県の西部の焼き物でも有名な伊万里市は、梨の栽培が盛んで、20世紀梨や幸水などの品種が生産され、わたしもよく食べることがありました。
滴り落ちる甘い果汁は、まさに白露のようでした。
Dew(露)と、Drop(水滴)の違い
白露は、英語でWhite Dewといいますが、dropではありませんでした。滴る雫というよりも、気体が液化して付着した水滴のありさまです。
清涼飲料の「Mountain Dew(マウンテンデュー)」もDewですが、かつてアメリカにあった「山のしずく」という密造ウイスキーの名から来たということでした。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/マウンテンデュー)
白露と名称について、いろんな露のイメージが私の頭を巡りますが、どうも妄想は止まりません。あれこれ考えているうちに、蒸留酒へと巡ってきます。
人工的に白露を作って飲もうか ー蒸留という文明ー
蒸留技術によって、出来上がるものは香水や薬品などいろいろありますが、この蒸留技術というものは、5000年ほど昔からあったといいます。
メソポタミア地域(現在のイラクあたり)が起源とされていますが、蒸留技術は世界をめぐります。
現在の蒸留酒の製法技術は、錬金術の技術が15世紀ごろから各国に広まっていき、やがてウィスキーや焼酎などの技術となり、銘酒の産地を生み出して今に至ったといいます。
一般にお酒は、大別して醸造酒と蒸留酒に分けられますが、アルコール発酵したものを濾過した飲み物と、それをさらに蒸留してアルコールを抽出した飲み物になります。
前者には、ビール、ワイン、日本酒などがあり、後者には、ウイスキー、ジン、ウォッカ、焼酎などがあります。
ビールやワインなどの醸造酒は、消費期限が長くありません。それに比べて、蒸留酒は未開封ならば、長期保存ができるという利点があります。
さらに蒸留を重ねて、アルコール度数を高めたものは、飲用以外の用途として医療にも利用されてきました。
白露の季節に、「朝露を飲む」という話は、お酒の話に変わってしまいましたが、飲酒は二十歳から。適度な量で、肝臓に負担がかからない程度で飲んでほしいものです。
最近の話①「ようこそユウガオさん!」
妻の知り合いの農家さんが、夕顔を栽培して売っているとのことで、それがテレビに出ました。
そこで思い立った私たちは、晴天の土曜日に、夕顔を買いに行くことにしました。
農産直売所で見たその第一印象はデカイ!全長約70センチ。重い!重量約11kgとか。ちなみに、「夕顔(ユウガオ)」とは、かんぴょうの原料となるウリ科の一年草の果実です。
あまりに大きく、一度切ったら冷蔵庫に入りきれないので…。とりあえず、
窓辺に飾っております。お供物のように・・・。

農産直売所の生産者シールがワンポイントになっていますっ!
最近の話②「ユウガオさんを車に乗せてその足でドライブ!!
そういえば、近くにロイズのバラ庭園があるお店があったのですが、この日は時間があったので、当別町にある「ロイズカカオ&チョコレートタウン」に行くことにしました。
ロイズタウン駅という専用の駅もJR線の途中に新設したという大きなチョコレート工場です。
車で約30分ほどで行けますが、近くにジャージー種の牛乳から作ったソフトクリームが売ってある牧場があることを知っていたので、そこにまず寄り道しました。
茶色い毛の耳が大きなジャージー種
丘陵地の曲がりくねった農道を、カーナビを頼りにのんびり走っていると到着しました。広がる緑の牧場に放し飼いされた茶色い乳牛たちが遠くに見えました。
ここが「ジャージーの箱庭」という牧場直営のソフトクリーム屋さんです。
塩蜂蜜のミルクソフトクリームをいただきました。やはりジャージー種の牛乳から作ったソフトは、濃厚でクリーム感満載でした。

ソフトクリームは、それはそれは美味しかったです。
次は目的地チョコレートタウンへ
石狩平野の北西部にあたるのでしょうか。石狩川の本流に近くにあり、周りは田園です。少し先の方に駅舎が見えます。駐車場から歩いて入り口ゲートを越えると、右手にバラ園がありました。
バラは春と秋に二回咲くといいますが、秋口の二回目の開花でしょうか。一面に咲き広がり綺麗でした。チョコレートタウンの中に入りました。
実は、今日は知り合いを案内するための下見なので、少し中を覗かせていただくだけにしました。詳しくは、別の二十四節気きたみなみで紹介することにします。

工場なので、裏はトラックの搬入・搬出場がずらりと並んでいました。

石狩川河口のまち、石狩市で鮮魚のお土産を調べる
石狩新港を横目に厚田から小樽へと続くバイパスの途中に、「佐藤水産サーモンファクトリー店」はありました。
一般的な海産物のお土産店に比べて、サーモン(鮭)だけでなく、いろんな魚種の加工品が並んでいたのが印象的でした。目の前の石狩湾で獲れたであろう魚も美味しそうに加工されて並んでいました。
店の入り口付近に展望台を示したエレベーターがあったので、乗ってみました。なんと、その塔は「ありが塔」と呼ばれ、最上階からは、今は淡水湖となった旧河川が一望できました。
ここはちょっとレアな場所かもしれません。

最後は、サッポロビール園を見学してフィニッシュ
なんだかんだ、ちょっと農産直売所に夕顔を買いに行くつもりだったのが、半日旅行になってしまいました。
やはりここは、札幌観光の定番ですね。赤煉瓦の建物がレトロな時代を感じさせます。
最後は、ビール=白い泡。=白露。こじつけのようですが、締めさせていただきます。白露を迎え、徐々に深まっていく秋を満喫していきましょう。


夏のエネルギーをいっぱい蓄えた白い露が生まれました!



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